建物の状態に合わせて最適なご提案
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塗装の本質は、単に色を塗ることではなく、建物を守り抜く膜を正しく作ることです。一般的には樹脂の種類や耐用年数ばかりが語られますが、実際には溶媒の選択や塗り方、目地の取り扱いといった複数の要素が組み合わさって初めて、その性能を発揮します。常識にとらわれず、水性や油性、最新の水溶性溶剤まで、建物の状態に最適な組み合わせを厳選して塗装を行っております。
塗装の種類
塗装は単に塗料を塗るだけの作業ではなく、「溶媒の種類」「樹脂の種類」「塗り方」という3つの要素によって性能や仕上がりが大きく変わります。まず溶媒には水性や油性などの種類があり、塗料の扱いやすさや性質の大枠がここで決まります。次に樹脂の種類です。これは塗料の耐久性や耐候性に関わる重要な要素で、建物をどのくらいの期間守ることができるかに直結します。そして最後が塗り方です。塗り方によって仕上がりの質感や見た目はもちろん、機能性にも違いが生まれます。一般的なリフォームの説明では、耐久年数に関わる樹脂の種類の話が中心になることが多いですが、本来はこれら3つの要素を総合的に理解し、建物の状態や環境に合わせて適切に選定することが、長持ちする塗装につながります。
水性塗料
環境に優しく、現在主流となっているタイプです。
溶媒が清水になっており、においが少ない塗料です。
特徴として膜厚が付く、柔らかめ、旧塗膜を犯しずらいなどがあります。
シリコン (耐候年数:約8〜10年)
最もオーソドックスな塗料で、塗膜が若干柔らかいのが特徴です。
ラジカルシリコン (耐候年数:約12〜15年)
最近人気の塗料です。劣化の原因である「ラジカル」の発生を抑えることで、表面が粉を吹くチョーキング現象が起こりづらくなっています。
多重ラジカルナノシリコン (耐候年数:約16〜17年)
劣化原因の発生を何重にも対策した最新鋭の塗料です。分子を細密に構成することで膜厚を確保し、汚れが付きにくく、チョーキングも強力に抑制します。
フッ素 (耐候年数:約18〜20年)
汚れが付きにくい高性能塗料ですが、環境配慮の観点から国外では使用を控える傾向もあり、いずれ日本でも販売されなくなる可能性を秘めています。
無機 (耐候年数:約20〜24年)
鉱物などの硬い無機物を樹脂に混合した最上位クラスの塗料です。性質上、耐候年数を高めるほど硬くなる傾向があり、塗装専門店の多くが最上位塗料として推奨しています。
有機HRC (耐候年数:30年以上)
様々な樹脂を混合した次世代の複合樹脂塗料です。既存の単一樹脂とは異なり劣化を最小限に抑えることができるため、30年以上の圧倒的な寿命を実現しました。
目地の取り扱いについて
サイディングボードのつなぎ目にある目地(シーリング)は、外壁塗装の際に基本的に打ち替え(交換)を行いますが、施工のタイミングには「先打ち」と「後打ち」の2パターンがあります。
1. 先打ち工法
目地材を先に打ち込み、その上から塗装を施す方法です。
メリット: シーリング材が塗膜で覆われるため、直接紫外線が当たらず、シーリング自体の劣化を抑えられると言われています。
注意点: 柔らかいシーリング材の上に硬い塗膜が乗るため、シーリングの動きに塗膜が追従できず、表面にひび割れが生じる可能性が高くなります。
2. 後打ち工法
塗装が完了した後にシーリング材を充填する方法で、新築時と同じ仕上げになります。
メリット: 表面に塗膜がないため、塗装後のひび割れトラブルが起こりません。
注意点: シーリング材が露出するため、高耐久の材料を使用しないと、外壁塗装の寿命よりも先に目地が劣化してしまうことがあります。
【保証についての補足】
多くの塗装業者では、目地上の塗膜の割れについては保証対象外となるケースが一般的です。塗料メーカーも「先打ち」による割れは構造上避けられないものとして、保証を行わないか、基本的には「後打ち」を推奨しています。
塗装について
外壁の塗装が必要な理由
外壁塗装の主な目的は、「美観の維持」と「防水機能の維持」の2点です。
美観の維持
文字通り、建物の外観を美しく保つことです。住まいの印象を一新し、資産価値を維持する役割があります。
防水機能の維持(外壁材の保護)
ここでいう防水とは「雨漏りを防ぐ」ことではなく、正確には「外壁材そのものを守る」ことを指します。 現在の外壁材(サイディング等)の多くはセメントを主原料としたアルカリ性の素材で、実は非常に水を吸いやすい性質を持っています。塗装が劣化し、外壁が水を吸うようになると以下のようなリスクが生じます。
中性化と腐食: 酸性雨を吸収することで外壁が中性化してもろくなったり、内部の金属が錆びて膨張し、内側から崩落したりします。
変形: 水分の吸収と乾燥を繰り返すことで、ボードに「反り」が発生します。
凍害(特に東北地方): 吸収された水分が冬場に凍結・膨張することで、外壁材を内部から破壊する「凍害」が起こりやすくなります。
東北地方においては、他地域に比べて凍害のリスクが高いため、早めのメンテナンスが重要です。放置して外壁材自体の補修が必要になると、工事費用が大幅に上がってしまう可能性があるため注意が必要です。
塗装工事の時期について
外壁塗装の時期についてですが1回目は15年までの塗装をお勧めします。理由として15年過ぎてくると下地処理が必須の物件が多くなってきます。
もちろん劣化の進行状態によっては差異があるのでそのようなものがほぼ出てこない10年くらいで実施するのがBESTではあります。ただ、この下地処理部分はどこまで手をかけるかで仕上がり、次に塗装するときの実施内容に大きく影響が出てきます。
ただし、手間をかける必要があるので塗装工事業者さんの工数が増えるので金額も増えてきます。結果、安かろう悪かろうの工事になるケースが増えてきます。この辺は相見積もりでは見えない内容になりますので自身での判断が必要になります。その為、下地処理による手抜きの影響が少ない早めの塗装工事が失敗しづらい工事になります。
外壁塗装の仕上がりについて
外壁塗装工事については劣化具合と職人さんの腕によるところが多いです。
劣化具合については痛みによっては元に戻せない、塗料ののりが違う等があります。絵をかくときに新品の紙に絵を描くのと、一度丸めた紙に絵を描くのと比べればどちらがきれいになるかという感じです。当然新品の方がきれいに書けます。外壁塗装も同じなので、傷んでない外壁の塗装がよりきれいに仕上がります。
職人さんの腕は非常にわかりづらいです。なぜなら実際に施工に入らないとその点はわからないからです。そして、塗装の現場としては特徴として、早めの手直しが必要なものがあります。例えば、液だれなどがこれにあたります。その為、塗装の現場には複数人で入る場合、この点のチェックができる職人さんが必須になるのですが、この職人さんには経験と技術が必要で作業も見れないので選ぶ基準が必要です。
分かりやすいのが、一級塗装技能士(国家資格)の所持者が現場に入るかどうかが一つ基準にできます。※一級塗装技能士が在籍しているではありません。また、持っていなくても技術があるという人もいますが、実際にとれる人はとっていることが多いです。
また、この試験は国家資格なので、知識と技術の試験にはなりますが、合格率は全国的に40%から50%あり、きちんと技術があれば一度落ちても2回目を受ければ合格するといわれることもあります。もちろん簡単な試験ではありませんが受験資格に7年以上の実務経験があるので、きちんと親方に指導してもらいながら仕事をしている方が受けていることが多いのでそのように言われているのだと思います。
その為、一級塗装技能士の方は経験もきちんとあり、知識と技術のある職人さんとして安心して仕事を任せることができると思います。資格を持たれていない業者さんでもいい職人さんもいるとは思いますが、宮城県の1級塗装技能士は合格率10%以下のようですので、実際に任せる際の見極めは必至といってもいいかもしれません。塗装工事は1度失敗すると挽回するのはかなり難しいので特にご注意ください。